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ボーン・スプレマシー

 ボーン・スプレマシーを見てきました。

 記憶を無くしたCIAエージェント、ジェイソン・ボーン。
任務に失敗されたため消されそうになるが、わけのわからぬまま訓練された肉体と優秀な頭脳で生き延びる。ハラハラするような危機を潜りぬけながら、記憶を取りもどそうともがく姿を描いた前作、ボーン・アイデンティティーの続編です。

 前作はDVDで見てから見に行ってきました。

以下、ネタバレ注意

 前作ではいまいちスッキリしなかった部分も、今回のボーン・スプレマシーを見て理解できることから、この二作は続編というより、二つでワンセットと考えるのが正解でしょう。

 自分が誰であるのか?何をしていたのか?夢にみる過去の記憶は暗いものばかり。記憶を取り戻したほうが良いのか、今のままのほうが良いのか?ボーンは思い悩みます。
 そんな中(映画が始まってそうそうそうに)恋人であるマリーが殺されてしまいます。彼が過去の記憶を取り戻そうがなかろうが、過去は彼をほっておきません。ボーンはマリーの死に機に、自分の過去に怒りそして対決する決心をします。たとえ忘れたい記憶であったとしても...

 ボーンの、記憶をめぐる葛藤にCIAの汚職、ストーリーも面白いし、アクションシーンもすごい。
圧巻だったのはモスクワでのカーチェイス。単に車の間を華麗にすり抜けるなんて生易しいものではなく、隙間をこじ開け突き進むカーアクション、迫力でした。
 アクセル、クラッチ、ブレーキとペダル踏んで離して、ハンドル回して、シフトを変えて、スピンターンして...
これでもか、これでもかというぐらいに続きます。カメラワークとあいまって、思わず手に汗握ります。
これだけでも見たかいありました。

 かと思えば、アクションシーンだけじゃありません。印象的なシーンもありました。
私の記憶に残っているのは、写真を使ったシーンが二つ。
一つはマリーが殺された後、彼女の遺品を焼いているボーンが最後に二人で写った写真をもって立ち尽くすシーン。
そしてもう一つは、ボーンが無理心中したと見せかけて殺したネスキーの娘に逢って、真実を告げるシーン。ネスキーの娘が大事に持っていた両親と3人で写った写真。真実を知って涙をこぼすネスキーの娘。真実を知るということの大切さを感じました。
 

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コメント (2)

ボーンがマリーと撮った写真を持ったまま立ち尽くすシーンは
目頭がぎゅって熱くなりました。
そしてネスキーの娘への告白部分、ここは賛否両論あるようですが
愛する母親を憎まなくてもよくなった娘さんの横顔がとても綺麗で
私もとても印象に残ってます(笑)

yomikaki:

chishiさん、こんにちは。
確かにネスキーの娘の場面、色々意見が分かれそうですよね。

見知らぬ男に押し入られた恐怖、そして真実を知ったこと、そして目の前の男が両親を殺したという事実、難しいシーンだとは思いますが、こわばった表情のまま涙を流す。

やっぱり、印象的です。

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2005年03月19日 21:19に投稿されたエントリのページです。

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