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国立博物館

 ぷらりと上野に行ったのは、桜を見るのと国立科学博物館スターウォーズ展を見たかったのですが、カメラは壊れるし、スターウォーズ展は3/20からだと...間抜け。

 というわけで国立博物館に行ってきました。
ここは本館のほかに、平成館、東洋館、法隆寺宝物館、表慶館そして資料館といっぱいあってみてまわるのが大変なんで、本館と屋根続きの平成館のみ見学(雨降ってるしね)。
本館は昭和初期に建てられた建物自身も重要文化財というような立派なつくりです。

 さて中はというと日本の工芸作品がいっぱい着物や陶芸、仏像なんぞ(当然ちゃー当然ですが) 企画展ではないのであまりテーマが感じられません。おもしろそうなトコだけ覗いて、あとはすっ飛ばし。

 そのなかでちょっと興味を惹いたのは日本刀のコーナー。日本人といえば桜、桜といえば武士、武士と言えば日本刀でしょ。日本刀なんて見たこと無いのでじっくりと見てしまいました。刃文が刀鍛治の流派によって違うとか言われますが、こうして見比べると確かに違います。でも解説が書いてあるんだけど、書いてある用語が難しくて「小互の目」(こぐのめ)・「小湾れ」(こぬたれ)なんて、ふり仮名がなければわからないし、振ってあっても意味がわからん!もう少し解説を加えてくれればいいのにね(なんとかせい!博物館)。
 で、調べちゃいました。「日本刀と武器武具」なんてサイトがありました。その中に刃文の解説があります。ふーん、なるほどね。こういう解説を展示側に置いておけばいいのに...。しかしこのサイト、日本刀に関わる話しや日本刀の所持届など結構面白いです。

 そのほか現代の作品なんですけど、椿が水の上にぽとっと落ちた時のさまを螺鈿細工で表したもの(蒟醤蒔絵食籠 「水の音」 山下義人作)や、鮮やかな色彩の鉢(耀彩鉢 徳田正彦(3代八十吉)作)が目を惹きつけました(なんか昔のものよりこっちのほうが興味を惹いちゃったりして)

 まあ国立博物館で収蔵品がたくさんあるからしょうがない部分もあるんでしょうけど、昔行った京都の楽美術館のようなうまい展示を見せてくれればいいのにと思っちゃいましたね。(そうそう楽焼も3点ほど黒楽茶碗がありました)。

PS.雑誌かなんかで見たハニワのぬいぐるみ、ミュージアムショップで見つけました。この踊る人々かわいらしくて人気なのもわかります。その他にも今回展示ではなかったものの尾形光琳の八橋蒔絵螺鈿硯箱のコピー作品がありました。でもコピーとはいえ百万以上してました、うーん。安いような気もするけど、高いよなぁ(庶民には)。

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コメント (2)

国立博物館行かれたんですね〜。私はちょっと前まで展示されていたお雛様展に行きたいと思っていたら既に終わってました。残念!
日本刀ですか〜。ちゃんとじっくり真近で見たことはありません。1度見たくなってきました。なんだかドキドキする光を放っていそう、、、。

yomikaki:

こんばんは
お雛様展というのは知りませんでしたが、確かお雛様もいくつかありました。
でもちょっと妙にリアルで大きさも大きくて、ちょっと不気味でした。

お雛様で思い出されるのは数年前やっていた冷泉家の至宝展。
あれはお雛様もそうですが、硯箱や貝合わせなどが素晴らしかったです。
ご覧になられましたか?人が多くて辟易しましたが、あれは凄く良かったです。

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2004年03月21日 10:51に投稿されたエントリのページです。

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