千葉市美術館へ浮世絵花盛りを見に行ってきました。渓斎英泉(けいさいえいせん)の浮世絵を中心とした第一部と寺島文化会館コレクションを中心とした肉筆浮世絵の第二部とに分かれてます。
栄泉の浮世絵は一枚の版画の中に、いわゆる美人画とそのうしろに小さく江戸の名所の様子を描いた小さなものがほとんどです。今でいう所の週刊誌のようなものだったんだろうな、って思わせます。今の週刊誌も300年後には...そんなことは無いか。
浮世絵がヨーロッパでジャポニズムを引き起こし、いろいろな作家に影響を与えたという話は有名ですが、ここでもゴッホが模写をしたという元の花魁の絵とゴッホの模写のレプリカとが飾ってありました。
そのほかに気にいったのは「後朝の別れ」。これは朝、遊郭の遊女がひいきの旦那に羽織を着せようとしえいる様子を描いたもの。旦那は絵の中には登場せず、遊女だけを描いてます。なんかせつなくていいなぁと感じました。
第二部では肉筆浮世絵だけあって、どれも色合いがキレイです。300年ほど前のものとは思えないほど。肉筆になると茄子や芋を描いた北斎の静物画もあって、こんなのもあるんだ、と認識を新たにしました。ここで気に入ったのは伝河鍋暁斎の「絵手本習作」。これは明治の作品ですがねずみや猫がユーモラスにかかれていて、ほほえましいものでした。
コメント (2)
わたしも先日、この展覧会見に行きました。
すごくよかったですよね。
わたしが書きそびれてたことを書いてくださっていて、
改めて思い出していました。
なんだか、うれしいです。
TBさせていただきました。
Posted by: ぴぴ | 2004年05月24日 01:52
日時: : 2004年05月24日 01:52
こんばんは。
私は最終日の前日に行ったせいか、空いてました。おかげでのんびり気に入った浮世絵をじーっと見ることができました。
肉筆の浮世絵も結構いいものですよね。
Posted by: yomikaki | 2004年05月25日 00:21
日時: : 2004年05月25日 00:21