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浮世絵花盛り

 千葉市美術館浮世絵花盛りを見に行ってきました。渓斎英泉(けいさいえいせん)の浮世絵を中心とした第一部と寺島文化会館コレクションを中心とした肉筆浮世絵の第二部とに分かれてます。

 栄泉の浮世絵は一枚の版画の中に、いわゆる美人画とそのうしろに小さく江戸の名所の様子を描いた小さなものがほとんどです。今でいう所の週刊誌のようなものだったんだろうな、って思わせます。今の週刊誌も300年後には...そんなことは無いか。
 浮世絵がヨーロッパでジャポニズムを引き起こし、いろいろな作家に影響を与えたという話は有名ですが、ここでもゴッホが模写をしたという元の花魁の絵とゴッホの模写のレプリカとが飾ってありました。
 そのほかに気にいったのは「後朝の別れ」。これは朝、遊郭の遊女がひいきの旦那に羽織を着せようとしえいる様子を描いたもの。旦那は絵の中には登場せず、遊女だけを描いてます。なんかせつなくていいなぁと感じました。

 第二部では肉筆浮世絵だけあって、どれも色合いがキレイです。300年ほど前のものとは思えないほど。肉筆になると茄子や芋を描いた北斎の静物画もあって、こんなのもあるんだ、と認識を新たにしました。ここで気に入ったのは伝河鍋暁斎の「絵手本習作」。これは明治の作品ですがねずみや猫がユーモラスにかかれていて、ほほえましいものでした。


渓斎英泉 今ようすがた 懐紙を持つ美人

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» 浮世絵花盛り 送信元 The Days of Sweets and Roses
最近、本当に浮世絵づいてるわたしです(笑) 今日は、千葉市美術館まで見に行きました。 この建物は、5階までが区役所、7階から上が美術館になっているのですが、 8階が第一部 渓斎英泉 として、この美術館の所蔵する英泉のの錦絵(版画)、 7階が第二部 肉筆浮世絵`.. [詳しくはこちら]

コメント (2)

わたしも先日、この展覧会見に行きました。
すごくよかったですよね。
わたしが書きそびれてたことを書いてくださっていて、
改めて思い出していました。
なんだか、うれしいです。
TBさせていただきました。

yomikaki:

こんばんは。
私は最終日の前日に行ったせいか、空いてました。おかげでのんびり気に入った浮世絵をじーっと見ることができました。
肉筆の浮世絵も結構いいものですよね。

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2004年05月16日 22:08に投稿されたエントリのページです。

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