« 今日のヒーローは... | メイン | 作戦開始! »

サランヘヨ/黛まどか

 だんだんと文化交流が盛んになってきた韓国と日本。

 意外に知らない隣の国を韓国のお国柄を知ろうと、ワールドカップ前の2001年夏から、釜山からソウルまでの500kmを歩いて旅した俳句紀行です

 日韓の間には教科書・靖国神社参拝・竹島(独島)といった問題をあります。新聞では反日デモを報道しているさなか、黛まどかさんは釜山から歩き始めました。
そこでは不幸な過去はあるものの、暖かく迎えてくれた韓国の人々。報道されていることが全てではありません。途中ご飯をご馳走になったり、泊めてもらったり...

 そして写真で見る景色も日本そっくり。
むろん違うところは当然ありますが、やはりお隣の国なんだなぁと感じます。

 互いの国の間に不幸な過去があったのは確かなこと、でもそれを乗り越えて相手の胸元に飛び込んでいくことが、相互理解の第一歩なんだなぁと感じる本でした。

 ちなみにサランヘヨとはハングルで"I love you"のこと。
旅する途中で雪の積もった川の土手に書いてあった落書きです。
近くて親愛なる国、韓国に親しみを込めてつけられたタイトルです

サランヘヨ

著 者 黛まどか
ジャンル 紀行
出版社 実業之日本車
四六版 177ページ
価 格  1,785円
 

 

読書発電所は引っ越し中です。コメント・トラックバックは移転先にお願いします。

トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: サランヘヨ/黛まどか:

» サランヘヨ―韓国に恋をして / 黛まどか 送信元 書庫  〓30代、女の本棚〓
第40回角川俳句賞奨励賞を受賞し、現在は女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」代表とて活躍する。 17文字の詩 というブログも更新中。 韓国・釜山からソウルまでを自らの足でいて横断し、途中出会った沢山の韓国人との触れ合いの様子や韓国の季節・風景を情緒豊か・.. [詳しくはこちら]

コメント (2)

TBさせて頂きました。
この本について書いている方が少なかったので嬉しかったです。

桜井さん、はじめましてこんにちは。
この話自体は読売新聞に連載されているときから楽しみにしてました。そのほかにも黛まどかさんの俳句紀行の本て結構好きです。
これからもよろしくお願いします。

コメントを投稿

About

2005年05月11日 07:14に投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「今日のヒーローは...」です。

次の投稿は「作戦開始!」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type