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地獄のババぬき / 上申宣之

 「このミス」で第二位となった本の続編、ということで買ってみました。

そもそも、その「このミス」で二位となった作品を全く読んでいないので、ひょっとしたら理解できないところが出てくるかな?とも思ったのですが、そんなことはありませんでした。

 この話設定からして、荒唐無稽。
乗客が全員口にしたお菓子に毒物が仕込まれていて、解毒剤を手にするにはババ抜きで勝ち抜かなければならない。 前作もそうだったのかもしれませんが、あまりにバカバカしい設定

 そんなシュチエーションなんてありますかねぇ。
現実にはもちろん、小説でも普通、出てこないと思いますけど...笑

 まあそれはさておき、そういう設定ですから話は、姿の見えない犯人のやりとり、ババ抜きに勝つための神経戦と二つの戦いを軸に進んでいきます。

 なにげなくやっているババ抜きも、こうしてみるとかなりの神経戦であることが判りますねぇ。
まあ、私はオセロにしろ将棋にしろ、あまり先を考えずにポンポン進めてしまうタイプなので、自分ではできないでしょうけど。
だからかどうかは知りませんが、ちょっと話のテンポがあまり良くなかったように感じました。あんまり話に引き込まれなかったというのが正しいかな?

正直、面白いのはシュチエーションだけという風に感じてしまったのは否めません。

地獄のババぬき

著 者 上申宣之
ジャンル 小説
出版社 宝島社
文庫版 506ページ
価 格 830円

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コメント (2)

のらみけ:

思わずニヤニヤしてしまった^^;
一人だけ負けたら毒盛られるのではないのですね・・・

yomikaki:

のらみけさん、こんにちは。
そうなんです毒を飲んだ後で、ババヌキが始まるんですよ。しかも解毒剤は一人分足らないという設定。
あまりにもバカバカしいバスジャックです。

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2007年02月01日 09:22に投稿されたエントリのページです。

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