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白馬三山

 先々週から延びた白馬岳へ登山に行ってきました。

 白馬岳はシロウマと読みます。村の名前はハクバだけど、そもそもは山の名前に由来したので本来はシロウマムラが正しいらしい(諸説はあるようですが)。そもそもなんでシロウマかというと、山腹に春先に残る雪形(ゆきがた)が代馬(しろうま)だからだそうです。

 今回はその白馬岳を含む白馬三山(白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳)を縦走しました。普通はこのコース、2泊コースなのですが、今回は日程が1泊しか取れない(先々週だったら2泊でしたが)ので、ちょっと二日目が強行軍となる行程です。

 夜、車を飛ばして猿倉に到着。7時ころの到着でしたが、50台とめられるという駐車場はほぼ一杯。さすが人気の白馬だけあります。朝食と着替えを済まして、8時過ぎに登山開始。一時間ほど歩くと大雪渓下の白馬尻に到着。ちょっと休憩をしてからいよいよ雪渓の上を歩き始める。

 本来はアイゼン(登山靴につけるスパイクのようなもの)をつけて上ったほうが安全なんですが、わざわざその為に買う気も無く、慎重にトレースの上を歩く。ここは初心者も一杯登るし、団体客も多いので危険なところ、人がたまりそうなところに登山指導員が立っている。
 朝は晴れ間も出てたけど徐々に曇りがちに。さすがに日が差していないと雪の上では、稜線歩きを想定したTシャツ短パンでは少々寒い。途中雨具をかねたヤッケを着込んでひたすら登る。
 昼食の時間も入れて約6時間あまり、ようやく稜線の村営頂上小屋に到着。急いでテントを張る。テント場の斜面は高山植物のお花畑だ。今年は梅雨明けが遅いし寒かったので花の季節が遅いのだろう。


手前の白い点はすべて花

 テントの中でビールを飲んで一休み。眠い、昨日の晩はほとんど眠っておらずひたすらドライブ、眠くないはずが無い。でも天気がよくなってきたようなので、お花畑散策と白馬岳登頂に出発!稜線はあたり一面お花畑。学生の頃から山に登ってたけど、ここまで花が咲いているのは始めて。オバサマたちに大人気なのがわかります。


稜線から村営頂上小屋とテント場
その上には白馬山荘そして白馬岳

 村営頂上小屋から頂上までは往復1時間程度。ザックをおろして身軽になったとはいえ、ちとつらい。あたりの花を見ながらゆっくりてれてれと歩いて山頂に到着。白馬岳の山頂は西側は比較的なだらかだけど、東側は断崖絶壁。注意しないとまっさかさま。でもここは360度の展望で非常に気分がよろしい。東側の雲の上には白馬岳の影。ブロッケン現象には程遠いけど、山頂付近には薄く虹の輪がかかってる!


写真には虹が写ってないですね

 そのほかにも北を見ると雪倉岳と朝日岳。その向こうは日本海だろうけど代わりに雲の海。ぐるっと見渡せば雲海に浮かぶ白山や剣岳が!ここは本当に眺めがいい。天気も良いし最高ですね。でもそろそろ明日に備えて、テントに戻ってご飯を食べるか!


そして明日登る杓子岳と鑓ヶ岳。

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2003年07月29日 08:53に投稿されたエントリのページです。

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