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柏餅

 桜餅のとなりに、柏餅が並ぶ季節になってきました。考えてみると桜餅や柏餅のほかにも葉っぱを利用した物としては、笹の葉を利用したチマキや笹の葉寿司、お弁当の料理の仕切りに使うバレンや朴葉味噌などいろいろあります。

 この本では日本における樹木の料理への使用方法について、そのものを食べる・包む・香りづける・色づけるなど9つの分類に従って紹介しています。決して料理のレシピなどではなく、雑学っぽくエッセイ風にまとめてあるので、スッと読めます。
 実は以前に書いた桜餅の葉っぱの毒性などはこの本がネタ本です。

 この本がからもう一つネタをひっぱると、桜餅に道明寺と長命寺と関東、関西で違いがあるように、柏餅にも違いがあるそうです。東西で包む葉っぱが違うそうです。関東ではその名の通り柏葉を使いますが、関西ではサルトリイバラの葉を使うことが多いそうです。(本当ですか?関西の方)
桜餅の場合この辺りでも並べて売ってますから分かりますけど、柏餅はせいぜい中の餡違い(みそあん・こしあん)で売っているくらいですね。ひょっとして餡違いも関東、関西で違いがあるのかな?
樹木がはぐくんだ食文化

樹木がはぐくんだ食文化

渡辺弘之 著
ジャンル ノンフィクション
出版 研成社 
122ページ
価格 1,890円

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コメント (4)

元会長:

さるとりいばら ですが私の住む福岡県築上郡
では「がんがら」と呼ばれています。

確かに柏餅の代わりに使われています、ここら辺
の低地には柏は有りませんのでその代わりでしょう。

最近はおばあちゃんがいなくなりがんがら餅も食
べられなくなりました。

四国から関西に嫁いだ方のHPにも柏餅の代わり
におばあちゃんが使っていたそうです。
   ↓
http://bbs1.whocares.jp/bb/view.jsp?bbn=nobana

いきなりのメールで申し訳有りませんm(__)m

yomikaki:

こんばんは、元会長さん。
柏餅→さるとりいばら餅?→がんがら餅
ですか。同じようでいてやっぱり地方によって違うんですね。

リンク先のページ、参考になります。
実はキャンプに行って知らない花の写真を撮ってきたので後で探して見ます。
カタクリはわかったんだけどね..

須川 潔:

柏餅それは”さるとりいばら”の葉で包んだお団子、と思い込んでいました。”がんがら”と久留米あたりでは云いましたが、佐賀県では、”饅頭しば”と言っていました。浜松に来てこの辺りでは”饅頭芝”が見つからず、柏の葉で包んだ、まずいお餅を食べる憂き目でした。
なおサルトリイバラを”山帰来”といけばなの方達は花材に使う時申していますが。?

yomikaki:

須川さん、こんにちは。
"がんがら"や"饅頭しば"ともに聞いたことがありませんでした。結構地方によって呼び名違うんですね。勉強になります。

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2004年04月07日 23:37に投稿されたエントリのページです。

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