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限りなくキョウダイに近いフウフ

 真樹と涼は子供のいないフウフ、っていうか、キョウダイみたいなフウフ。そして最近はやりのセックスレス。若い頃は喧嘩もしたけど、30過ぎてからは二人の仲は安定期。
別に嫌いなわけでも浮気相手がいるわけでもない。けれど友人たちに「変だ」と指摘されたことから、妙なことを思いついた。それは一旦離婚して、真樹が涼の親の養子になるということ。そうすればフウフじゃなくて、キョウダイになれる!
そんなことを表明したとたん巻き起こる騒動。

二人の決意がきっかけとなって表われる、友人たちの内情。
一見、普通に見えても普通じゃない。逆に普通ってなに?って感じになります。まあ本人が納得していればいいんでしょうけど...
個人的にはキョウダイみたいなフウフというのはアリとは思うけど、でもそれは決してキョウダイにはなれないと思います。また逆に仲の良いフウフみたいなキョウダイって、ある意味それは変だと思いますが、どうですかね?

cover限りなくキョウダイに近いフウフ

小林 光恵 著
ジャンル 小説
発行 作品社
204ページ
価格 1,500円+税

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2004年07月03日 23:52に投稿されたエントリのページです。

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