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東京湾


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 今、月9でやってるドラマの原作、東京湾景を読みました。

 原作をドラマ化する際には、脚本によって大分ストーリーが変わってしまうことが多いですが、これもご多分に漏れず、大分違うような気がします。

もっともドラマは始まったばかりだし、うちにはテレビが無いので確認のしようが無いのですが...(^^;

フジテレビのオフィシャルページをみると同じ点は、主人公の勤めている場所がお台場と品川埠頭という点と大まかなプロットだけ。
大まかなプロットが同じと言えども、原作では主人公は在日の人じゃないいし、両親の話なんてこれっぽっちも出てこない。

吉田修一の原作にヒントを得た別の話と思ったほうが良いようです。

 あまり内容を書きすぎると、ひょっとしたらネタばれになっちゃうかも知れないので、内容には触れません。TVはどうか知りませんが、原作はシンプルなラブストーリーです。
 イージーなな出会いによる付き合いの始まり。逆にイージーな出会いから始まったということが、終わりもすぐくるように思えて自分の気持ちに素直になれない。でも...相手も自分のことを思ってくれているのなら本気になりたい。

 と書けば書くほど、今はやりの純愛ものですね。なかなか良かったですよ。
これがドラマになると、どうしてああなるのか?(←くどいようですが、オフィシャルHPのあらすじを見て判断しているだけです)
下手にいじらずにそのままドラマ化したほうが今の世の中、流行る気がするのですけど...


東京湾

吉田 修一 著
ジャンル 小説
発行 新潮社
269ページ
価格 1,470円

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コメント (2)

はじめまして。@夏ちゃんブログ記事へのカキコとトラバありがとうございました。

私もオンラインづてで
在日韓国人設定は「韓国ブーム」にあやかったものらしい
というのを聞きました。
この場合、原作というよりも「原案」の方が相応しいかと思います。
ただ、この設定にしたお陰で「より障害が重たく分かりやすくなった」ので、
ドラマ的には盛り上がりやすいのかな、と感じました。
「難病」「純愛」「王道」が今年の流行のようですね。

yomikaki:

なつかさん、こんにちは。
確かに原作というより原案の方が適切なのかもしれませんね。

本文でも書いているように、ウチにはTVが無いので実際どういうストーリーになっているのか、皆目検討つかないのですが、障害がわかりやすくなったのですか?
ドラマでうけるべきポイントを押えたってところなんでしょうかね?

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2004年07月11日 21:48に投稿されたエントリのページです。

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