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捨てるな、うまいタネ


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山の小鳥のkotoriさんとこで見たエントリーと本。
気になって図書館で借りてきてしまいました。
まあ一言でいうと、普段、食べている果物や野菜、それについている種を蒔いて育てましょうって本です。

 正直読みものとして読むと、同じような内容の繰り返しになってたりして構成がめちゃくちゃで、読みづらく面白くありません。しかし著者の熱い思いが伝わってきて、「だめもとで蒔いてみるかな」っと気になります。
 一つ驚いたのが、この本で紹介されていた「身土不二」という「医食同源」と同様の中国の古い言葉(考え方)。この本から引用すると

文字の上から説明すると、身土不二の”身”とは、私たち人間の体、つまり肉体のこと、”土”は生まれ育った土地のことを指し、”不二”は「二つではない(不可分である)」を意味します。すなわち、身土不二とは、「人間の体と、その人が暮らす大地とはわかちがたく結びついており、そこで収穫された農産物をてべてこそ、人は心身の調和を保って健やかに生きていくことができる」という考え方です。
捨てるな、うまいタネ 藤田雅矢 著 70Pから引用

 これってあのスローフード運動と似通ったところがありませんか?
 最近はスローフードのスローという言葉だけが着目されて、スローライフといったちょっとニュアンスが違う言葉になりつつありまけど、そもそもはファーストフードに代表される画一的な食生活を見直し、その土地土地の伝統的な食材や料理を大切にして行きましょうという運動だったと思います。
身土不二自体はどちらかというと心身の健康面を主眼にはしていますが、近年始まったばかりのスローフード運動に比べ、中国四千年歴史(!)のその昔からこんな言葉があったなんて驚きました。
 でも、じゃあ自分自身、身土不二を実践できるかというと、今の世の中なかなかできないですよね。「せめてその気分だけでも」ということで、タネを蒔いてみましょうとなるわけです。
もう少し涼しくなったら、この本でもお手軽に始められると書いてあったしkotoriさんも育てているアボガドにトライしてみようと思ってます。ちょうどアボガド好きというHPも紹介されてましたし...

捨てるな、うまいタネ

藤田 雅矢 著
ジャンル 園芸書
発行 WAVE出版
文庫 229ページ
価格 1,365円

 著者のHP

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コメント (3)

トラックバックありがとうございました。

身土不二は、かつてはあたりまえで自然なことだったのでしょうね。
それが、今の世の中ではとっても難しいんですね・・・

うちのアボカド、4本成長中です。
yomikakiさんちのアボカド成長記も楽しみにしています!

Nemo:

こんにちわ。
面白そうな本ですね。

私も、食べた果物の種をついつい蒔いてしまい、
ライチ、グレープフルーツ、マンゴなどを
育ててます。

種から育てると愛着が大きいので、
アボガドの成長記楽しみですね♪

yomikaki:

kotoriさん、こんにちは。
アボガド結構好きなんですよ。
ウチで育てて収穫できたらサイコーですね。でも本を読むとそれはなかなか難しそう...
でも実を収穫するのはともかく、観葉植物として育ててみます。

Nemoさん、こんにちは。
ライチ、グレープフルーツ、マンゴなんて凄いですね。
ビワも収穫されているようで...
ウチはマンションなんで、ベランダガーデニングなんですが、出来る範囲で楽しんでみます♪

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2004年08月14日 21:14に投稿されたエントリのページです。

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