好きな人がいますか？
告白したことのことを覚えていますか？
恋した時って相手のちょっとした反応に浮かれたり、沈み込んだりしますよね。相手の気持ちがわからなくて、どう気持ちを伝えたらいいのかわからなくって...
いろいろ親身になってくれる人がいたなら、どんなに心強いことか。
電車の中で酔っ払いに絡まれていて困っていた女性を、勇気を振り絞って助けたアキバ系青年。そこから始まる恋。まるで陳腐なドラマのようなシュチエーションですが、それがこの本の主人公"電車男"に実際に起きたことです。
さえないオタクであった電車男は、あの巨大掲示板"２ちゃんねる"でその様子を書き込みます。そう、始めは恋なんて始まる訳がないさと軽い気持ちで。
そのスレッドの住民は、始めはからかい半分で電車男をけしかけます。けれどだんだんと親身となって応援を始めるスレの住民、それに対し電車男は不安にな心をみんなに相談します。
そしてみんなから励まされアドバイスを受けた電車男は、とうとう彼女に告白したのです。
この本は、今年の春２ちゃんねるの中で繰り広げられた、電車男とスレの住民との交流を書籍にしたものです。今までの自分の殻を破ろうとする電車男。一緒になってドキドキするスレの住民。読んでいるほうもドキドキしてきます。
２ちゃんねるってネガティブなイメージが強い気がしますが、捨てたものじゃありません。よく考えると普通の世間一般と一緒。いい人もいれば悪い人もいるわけです。
最近、ドキドキしてますか？
著者 中野 独人 (編)
ジャンル ノンフィクション
出版社 新潮社
四六判 364ページ
価格 1,365円
この本は２ちゃんねるの掲示板をノベライズしたものですが、今はありません。
けれどそれをまとめたHPがあります。それはこちら→ 男達が後ろから撃たれるスレ 衛生兵を呼べ
”電車男 緊急指令 「メシ、どこかたのむ」” で読むことができます。