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北欧旅行 Stockholm (4)

 ストックホルム滞在最終日
 この日は午後4時ころの飛行機でコペンハーゲンに移動しなければなりません。なんで昼過ぎまで市街にいられますが、そんな時間がある訳ではありません。
 どこに行こうか?いろいろ考えた末、前回にも見たのですが、一番見ごたえのあったヴァーサ号博物館に行くことにしました。

 ヴァーサ号は グスタフ・アドルフ2世によって建築された17世紀の戦艦です。
世界で唯一現存する17世紀の船だとか...いざ戦場へと、処女航海に出向した瞬間、突風にあおられて転覆、沈没してしまったのです。つまり港からも出れずに沈んでしまったのです。それもそのはず素人目に見ても、喫水より上の部分が重そうで簡単にひっくりかえりそうなんです。
 ヴァーサ号博物館は、その沈没したヴァーサ号を引き上げ展示してある博物館です。

 ヴァーサ号長い間沈没した場所が不明でしたが、 民間研究家であるアンダース・フランツェンさんによって発見され、1956年に実に300年以上の年月を超えて我々の前に姿を現したのです。

 この日本じゃ無名といっても過言でないヴァーサ号。
前回も何気なく博物館に行ったのですが、すっかり魅了されてしまいました。

 なにせその大きさ。
でっかいです。上の写真は博物館を入ってすぐのところで撮った写真ですが、見上げるような大きさ、長さだって結構あります。
 そしてその装飾。
スウェーデン王朝の誇りをかけて、様々な神々等の装飾がなされています。


当然合成です でかすぎて一枚には収まりません。

 上の写真は船尾の飾りの写真ですが、この見事な彫り物。
これに彩色されていたそうですから、さぞ圧巻だったでしょうね。
恐らくこんなのであったろうという再現模型もあります。

 その他の展示としては、当時の船の中の暮らしだとか、船と一緒に引き上げられた人の遺骨と衣装からその人となりの推察したコーナーなどがあります。
 またヴァーサ号引き上げにいたるまでのドキュメンタリーを様々な言語で見れるホールもあったりして、面白いですよ。残念ながらドキュメンタリーやガイドツアーに日本はありませんでしたが、ところどころにある展示の看板には、しっかりと日本語の解説もありました。

 ここはストックホルム観光のメッカとして、外国人だけでなくスウェーデンの各地からの観光客でごった返していますが、ツアーの人たちはあっという間に通りすぎていってしまいます。
ちょっとかわいそう。まっ、趣味の問題もありますが...

疲れたので中のカフェテリアで軽食を取りました。

 私は小えびのオープンサンド。
北欧やドイツ語圏って結構魚介のサンドイッチが多いですよね。
私は大好きなんです、小えびやニシンのサンドイッチが。
魚好きの日本人なのになんで流行らないだろう?
前々から不思議に思っています。

 飛行機の時間も来ちゃいましたので、軽食のあとはミュージアムショップを覗いて、飛行場に向かったのでした。

=コペンハーゲン編に続く=
(おっとその前に、スウェーデンのジオキャッシングの話があるなぁ)

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2005年10月03日 07:25に投稿されたエントリのページです。

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