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マンホールの大親分~首都圏外郭放水路①

 金曜日は、マンホールの大親分、首都圏外郭放水路に行ってきました。
 首都圏外郭放水路とはなんぞや、というと、簡単にいうと台風などの大雨時に、溢れそうになった水を江戸川に放水するための地下トンネルと排水ポンプ施設だそうです。

 マンホールというと電気や電話といった水周り以外のものもありますが、最も数が多いのはやっぱり汚水や雨水といった下水関連。コイツは洪水対策の地下放水路ですから、やっぱりマンホールの大親分でしょう。

 参加したコースは、放水路のポンプと地下のパルテノン宮殿といわれる調圧水槽、まさに巨大マンホールというべき第4立坑とトンネルと一通りに施設を見学する、まさにフルコースです。
 結構人気のようで、あっという間に予約が一杯となってしまうようです。今回は1ヵ月半ほど前の予約開始と同時に申し込みました。

 まずは龍Q館といわれるPR施設で、これらの施設の必要性そして概略を聞いたあと、いよいよヘルメットをかぶって施設内へ。
 まずはガスタービンエンジンを使ったポンプ室から見学スタートです。
ジェット機や発電機用のガスタービンは見たことあるんですが、こういった用途のものは初めて見ます。

 手前がポンプ、奥の四角いのがガスタービンエンジンです。
ちなみに1秒間で学校のプールを空にする能力があるとか、凄い!

 ポンプ室を見た後は一旦外に出て、調圧水槽へ移動します。
ここは今年3月に公開された鉄人28号を始めとして、数々の映画の撮影にも使われている場所で海外からも見学者が来るそうです。 
ワクワクしながら階段を降りていきます。
だんだんと姿を表わす調圧水槽。
調圧水槽の底に降りて、思ったのはただ一言、でっけー!

 思わず、口があんぐり開いてしまいます。
TV-CMの撮影中(ランドローバーだそうです)だったので、見学できるエリアが狭かったのは残念ですが、それでもその空間そのものの存在感(ちと変な日本語だな...?)は圧倒的。

 幅78m、長さ177m という巨大空間にそびえたつ、高さ25mの柱。その数59本。
これがまたでかいんですよね。
中に入っているクレーン車を見ると、その大きさが判るでしょう。

 これらの柱は、この水槽が浮き上がらないように重しとして天井に載せられているコンクリートと土を支えるものだそうですが、この柱がまた独特の雰囲気を醸し出してます。
 地下のパルテノン宮殿といわれるのも判ります。
でもどちらかというと雰囲気は秘密基地。鉄人28号で使われたというのも判ります。
ちなみにそれ以外にも、仮面ライダー555、ウルトラマンコスモス、トンネル部分は北の国から~遺言~で使われたそうです。

 調圧水槽の雰囲気にたっぷり浸ったら、次はバスに乗って第4立坑へ移動です。
<続く>

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コメント (2)

すごぉぉぉぉぉい!
風の谷のナウシカの、腐海の底のようです。
行ってみたい!!

micioさん、こんにちは。
>腐海の底
まさに、ちょっと霞んだ感じとかぴったりかも...
オームとか出てきたりしてね(笑)

でもホント面白いですよ、一見の価値アリ。
難点は予約が必要なところと、ちょっと行きにくいところにあるところかな?
 関東に来るときには是非どうぞ。

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2005年12月18日 10:43に投稿されたエントリのページです。

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