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オアマル #3

 イエローアイドペンギンの次はブルーペンギンです。
港の奥にあるブルーペンギンのコロニーに向かいます。

P1100567.jpg

こちらは先ほどと違い、キチンと管理された場所で見ることになります。
夜8時半とはいえまだまだ明るいニュージーランド。

時間になって連れてこられたのは海岸そばの階段状の席。
どうもココに座ってペンギンを見るようです。
ステージに相当するペンギンの通りみちは20Mほど向こう。
正直、もう少し近くで見れると思ってたのでちょっとがっかり。
まあ、しょうがないですね。

それと写真はフラッシュがペンギンの眼にダメージを与えるので禁止。
フラッシュ無しでもダメだそうです。なので残念ながら写真は無し

 ブルーペンギンコロニーのHPでだいたいの様子がわかります。
ココのページの上から二番目の横に細長い写真、赤い屋根のついたところが、我々が座ったところです。
 写真にはギリギリ写っていませんが手前側にスロープがあり、ペンギンは右側の海から左側の緑の営巣地に戻っていくところを観察するようになっているのです。

 席に座って、係のお姉さんがペンギンの生態等や注意事項を説明を聞きながら、ペンギンを待ちます。陽が落ちてすっかり暗くなって来ても、まだペンギンは一羽も現れません。
 だんだんと話すネタが無くなって苦しくなってきたお姉さん。
左手に海を眺めている係の人の方をチラリチラリとのぞき見ます。

 インフォで聞いた時は昨日は98羽見れたそうなのですが...
私も双眼鏡で海を眺めて見ますが、海に浮かぶのは海草ばかり。
だんだんと寒くなってきました。風こそ避けられているものの冷夏の夜9時過ぎですから。

すると左にいた係の人が海を指さしました。
私も双眼鏡で覗いてみると...アレかな?
海に浮かぶ点々のようなものがこちらに向かっているような気がします。

そうです、ペンギンです。
ブルーペンギンは先ほどのイエローアイドペンとは違って集団で行動するんですね。
ペンギンが浜辺に近づいたところで証明が落とされます。

息を潜めながら、上陸の時を待ちます。

そして...いよいよ上陸です。
全部で10羽強

波に乗って浜辺にきたら一斉に立ち上がって波打ち際を離れます。
もたもたしてると...波にさらわれて海に戻っちゃいます。
なにせ小さいから踏ん張りもきかないんでしょうね。

全員上陸するとヨチヨチと集団で歩き始めます。
緩やかなスロープではありますが、ところどころペンギンにとってかなり厳しい場所があってそこを超えるときは一苦労。

また海の中と違って、陸の上は疲れるんでしょうかね?
スロープの途中で休んでいたりします。
ヨチヨチでも確実に右側の営巣地目指し、一人の落伍者も無しに巣にたどり着いたようです。

第一陣が来たら、次々と来るのかと思ったらさにあらず。
なかなか次がやってきません。
ようやくやってきた第二陣は30羽程度の先ほどより多い集団。

しかしこの集団、さきほどの第一陣とは異なり、なんか統制が取れていません。
なんかぜんぜん見当違いの方向にキッパリと行くヤツ
ウロウロとさ迷うヤツ。
海の方に戻ろうとするヤツ

見ていてハッとしました。
そう、これは新橋のサラリーマン(←自分?)と一緒なのです。
どう一緒かというと、海から上がったペンギンは、一次会の居酒屋から出てきたサラリーマンそっくり。

一次会でトットと家路につくサラリーマン(ペンギン)。
呑み足りなくてウロウロするヤツ。
酔っ払って、自分がドコに向かっているのか判らなくなっているヤツ。
店に(海に)忘れ物を取りにかえるヤツ。

そう当てはめて見てるとホント、ピッタシで笑えました。

 そうこうしているウチに第三陣も加わり、40羽強となった集団は、右往左往しながら営巣地を目指していきます。なんとか営巣地第三陣が入ったところで、時間切れ。
終了となりました。
近くでは見れなかったものの、なかなか楽しかったですよ。

P1110421.jpg
写真は別の場所で撮ったブルーペンギン

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2007年01月15日 21:05に投稿されたエントリのページです。

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