シャクルトンに消された男たち / ケリー・テイラー=ルイス
シャクルトンは南極大陸横断に挑戦した探検家なのですが、彼が有名になったのはその探検で船を失い南極圏を彷徨いながら、一人の犠牲者出さなかった点にあります。その17ヶ月間が綴られた「エンデュアランス号漂流」は読み応えのある名作で、アラスカで命を落とした写真家 星野道夫の愛読書だったというのもわかります。
その不屈の精神とリーダーシップで知られるシャクルトンですが、実はその影で命を落とした人たちがいました。本隊をサポートすべく結成されたロス海支隊です。この本は、そのロス海支隊の壮絶な戦いについて綴られた本です。