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2004年02月 アーカイブ

2004年02月01日

デッドエンドの想い出

 本のタイトル作「デッドエンドの想い出」を含む短編集。全部で5作品入っていますが、どれもほんわかした陽だまりのような話ばかりです。よしもとばなな らしいと言えばそうかも。タイトル作よりむしろ一番初めの「幽霊の家」が一番印象に残っています。気のいい男の子と女の子のラブストーリーです。変わらないってことは悪いってことではない。むしろ幸せなことかもしれないって考えさせられます。
 その他にも「おかあさーん!」にでてくる女の子は確かに大変な経験をしたんだけど、まわりの人達に支えられてなんとかやっていけそうだし、「デッドエンドの思い出」の主人公は失恋のショックを叔父さんの知り会いの店で働く男の子に励まされて何とか立ち直る。安心して読めますし、読んであったかくなれます。
 今の季節、窓際で日向ぼっこしながら読むのに最適かも。けど反面、刺激が無くてつまらんという見方もあるなぁ。

デッドエンドの思い出

よしもとばなな 著
ジャンル 小説
出版 文芸春秋
232ページ 四六版
価格 1,143円+税

2004年02月04日

できるかなV3

 ごぞんじ無敵の体当たり(場当たり?)漫画家、西原理恵子が放つ「できるかな」シリーズ第3弾!
第一弾では手作り放射能測定器を持って「もんじゅ」へGo!第2弾では理学博士を使って作ったロボットでロボット相撲に参戦。そして今回は親方日の丸に反旗を翻し、脱税できるかな?池袋のキャバレーに潜入し、ホステスできるかな?とやりたい放題。
 最近だんだんネタ切れというかマンネリ気味ですが、なかなかどうしてサイバラワールドに引き込まれます。このメチャクチャさが小市民の私にはマネなどできるはずもなく、でも一種の爽快感を覚えます。
 しかし...前からブックカバーが派手だったけど、とうとうやっちゃいました。なんと色は蛍光かかったショッキングピンク!これだけでインパクトあります。

できるかなV3 (SPA! comics)

できるかなV3

西原理恵子 著
ジャンル エンターテーメント
出版 扶桑社
142ページ
価格 1,000円

2004年02月07日

カリナン

カリナン プラハの春で一躍作家デビューを果たした元外交官の春江一也の本です。

主人公は潰れた銀行の元重役。責任をとり服役中にふと思い出した幼いころの思い出。それはだんだんと鮮明なものとなってくる。自分の生まれた場所、育ててくれた人の面影。自分は何のための生きているのか?どう育てられたのか?
無一文で出所した彼は幼い頃の僅かなる思い出をたよりに、フィリピンのカリナンへと旅立つ

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2004年02月08日

やまび香房

 幕張のベイタウンにある「やまび香房」にいってきました。ここは南欧料理とうたってますが、まあイタリアンですね。
 コースはパスタコース、おすすめコースとおまかせコースの3種類。それぞれサラダとパン、デザート、コーヒーが付いてます。パスタコースは前菜とパスタ/ピザの2種類を、おすすめコースはそれに加えてメインの料理を加えて3種類を選ぶようになってます。選ぶのは単品のメニューから、プレフィックスというよりは単品を組み合わせてコースにしています。だもんでコースの値段だけ見ると安いけど(パスタコースで1,800円、おすすめコースで2,800円)、これを選ぶと+300円、こっちだと+600円とどんどん加算されていきます。
 そういえば昔入ったフランス料理店では男用(というよりホスト用かな?)と女用とでメニューが違い、私の渡された方には +いくら という記載があるのに、嫁さんに渡された方にはなにも書いていないということもありました。「そんなの頼んだらどんどん高くなるじゃないか」と言ったら きょとん とされたことも...まあこの店はそんなことは無かったので、二人とも値段を見ながらチョイス。
 今回は、私はおすすめコース(アンティパストミスト・生ベーコンとトマトソースのパスタ・豚ロースとポルティーニ茸のワイン煮)で、嫁さんはパスタコース(鴨のサラダとワタリ蟹のパスタ)。結論からいうと、量的にはこれで正解なんでしょう。おすすめコースだと1品多いのでそのぶんの量が女性には多いと思います。それにメインの時はちゃんと取り皿を持ってきてくれるので、二人で分けることもできます。
 肝心のお味の方はというと、そこそこ美味しいです。「美味しい!」と感嘆するほどでは無いけど、「また来てもいいかな」という気にはなります。あっと、そういえば豚ロースはびっくりするほど柔らかかったですよ(ナイフがいらないくらい)。

 難点はカードが使えないこと。会計は二人で8,000円強(グラスワイン2杯にカクテル2杯入れて)なんでカードを使いたいところだけど...。今時ちょっとねぇ(あらぬことを勘ぐっちゃいますよ、手書きの伝票には連番が振ってないし)。でも給仕してくれる人の気配りがピカイチです。ホテルのように慇懃な感じはしないし、でもちゃんと目配りをしていてさすがプロって感じでした。 ベイタウンには「ちゃりんこ」というパスタ屋もあるけど、あちらは生パスタ。乾麺が好きな私はこちらの方がいいな。

2004年02月12日

牛丼、豚丼

 アメリカでのBSE発生に伴う米国産牛肉の輸入禁止に伴い、次々と牛丼屋で販売停止になっていますね。吉野家での牛丼が販売中止になった一昨日あたりは、ニュースはそればっかり。茨城では牛丼が喰えないとわかった客が暴れたりして、格好の時事ネタになってますし。
 といいながら私もしっかりと、先週木曜日に吉野家で食べ収めをしてきました。まあその時はまだ騒ぎになってませんでしたが...しかし普段牛丼なんて食べやしないヒト、牛丼なんて何年ぶりってヒトも食べているようで、一種のお祭り状態ですね。
 で、そのあと先日牛丼の代打、「なか卯」の豚丼を食べてきました。いやーあれは攻める方向が間違ってますね。はっきりいって美味しくない、牛丼の牛肉をそのまま豚肉にしたようなんだもの。せめて豚キムチ丼にするとか、味付けを生姜焼き風にするとかすればいいのに...。もう二度と食べません。
 ぜんぜん話は変わりますが、仮に1ヶ月後に輸入再開時したとしても、きっと値上げして280円じゃ食べられないような予感がします。そんな気がしませんか?

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