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2004年05月 アーカイブ

浮世絵花盛り

 千葉市美術館浮世絵花盛りを見に行ってきました。渓斎英泉(けいさいえいせん)の浮世絵を中心とした第一部と寺島文化会館コレクションを中心とした肉筆浮世絵の第二部とに分かれてます。

 栄泉の浮世絵は一枚の版画の中に、いわゆる美人画とそのうしろに小さく江戸の名所の様子を描いた小さなものがほとんどです。今でいう所の週刊誌のようなものだったんだろうな、って思わせます。今の週刊誌も300年後には...そんなことは無いか。
 浮世絵がヨーロッパでジャポニズムを引き起こし、いろいろな作家に影響を与えたという話は有名ですが、ここでもゴッホが模写をしたという元の花魁の絵とゴッホの模写のレプリカとが飾ってありました。
 そのほかに気にいったのは「後朝の別れ」。これは朝、遊郭の遊女がひいきの旦那に羽織を着せようとしえいる様子を描いたもの。旦那は絵の中には登場せず、遊女だけを描いてます。なんかせつなくていいなぁと感じました。

 第二部では肉筆浮世絵だけあって、どれも色合いがキレイです。300年ほど前のものとは思えないほど。肉筆になると茄子や芋を描いた北斎の静物画もあって、こんなのもあるんだ、と認識を新たにしました。ここで気に入ったのは伝河鍋暁斎の「絵手本習作」。これは明治の作品ですがねずみや猫がユーモラスにかかれていて、ほほえましいものでした。


渓斎英泉 今ようすがた 懐紙を持つ美人

2004年05月17日

ネクサスリゾート part 1

 ボルネオ旅行、結構だらだらと書いてますが、そろそろ追い込みに入らねば...(苦笑)

 ボルネオで宿泊したホテル、ネクサスリゾート カランブナイはコタキナバルの市街から車で30分強。ここに泊まるなら、街にでるのも億劫なのでほとんどホテルで過ごすようになります。(あちこち頻繁に出かけたい人はあまり向かないでしょうね)
 となると、重要なのがホテルのファシリティ。今回はホテルの中の様子を書いてみたいと思います。まずはメインエントランス/ロビー(2階)のある建物。この建物は前回書いたように、ボルネオ建築の特徴ある大きい屋根があるもので、車寄せのある山側と海に向いている側と二方向に大きく開けてます。

海側からみるとこんな感じ。
このメインの建物はこの屋根のある部分だけでなく、両翼がありそこにレストランやバーが集まっており、また目の前にプールがあります。

そしてメインの建物の右側(海に向かって)にホテル棟(3棟くらいだったかな?)があり、そのホテル棟の裏にスパとジムがあります。

ヴィラ棟はメインの建物の左側。
ロイヤルヴィラなんかはどうなっているのかわかりませんが、こんな感じです。

 

 ホテル棟の前はラグーン、ヴィラの前は子の木の生えている芝生広場、メインの建物はプールそしてヴィラ同様の椰子の木の生えている広場を越えると浜辺となります。

 

浜辺にはこんなマッサージハットがあり、海を見ながらマッサージ(リフ レクソロジー)をやってもらえます。そこだけでなく、そのへんのデッキチェアに居てもマッサージしてもらえるようですが...
浜辺でゴロゴロしてると昼前にプールサイドのバーからランチの注文を聞きに来ます。浜辺で一日中ゴロゴロすることも可能ですよ。

 今回は行きませんでしたが、ホテルの敷地内(ロビーから無料シャトルバスで5分ほど)でラグーンハウスというところがあり、そこで各種マリンスポーツができるようです。
(part 2に続く)

2004年05月18日

新庄!

 我が千葉ロッテマリーンズは何処で足を踏み外したのか、いつの間にやら最下位...
今シーズン観戦成績(見に行った試合の成績)3勝0敗の私が応援に行って渇を入れねば!と会社の残業もそこそこにマリンスタジアムに駆けつけました。

 いやーそれにしても今日は風が強い。バックスクリーンの風速表示は7〜9m。
いつも風が強いマリンスタジアムですが、今日は格別に強いです。
急いで海浜幕張から駆けつけたので、始めのうちはビールが旨い!って感じが、だんだん凍えてきてきました。到着直後は4対0で勝っていた試合の方も、体が冷えてくると同時に試合もやばい展開に。
 同点に追いつかれた7回の裏、フランコのホームランで突き放し、ほっとしたのもつかの間でした。最後の9回の表に逆転されちゃいました。うーん。送りバントを2塁に送球してアウトにできなかったのが痛いですねー。結局試合はそのまま負け。

 まあ、9回には新庄が代打で出て、豪快な空振り三振も見れたからヨシとするか。
新庄って、やっぱ華がありますよね。野球の才能はともかく(オイオイ)出場するだけで盛り上がります。


踊る新庄


空振り新庄

2004年05月19日

OUT

桐野夏生さん「OUT」、受賞逃す 米エドガー賞

米国ニューヨークで29日夜(日本時間30日午前)、第58回エドガー賞授賞式(アメリカ探偵作家クラブ主催)が開かれ、英国イアン・ランキンさんの「Resurrection Men」(邦題「甦る男」早川書房)が最優秀作品賞に選ばれた。日本人として初めて最優秀作品賞にノミネートされていた桐野夏生さんの「OUT」(英文版、講談社インターナショナル)は受賞を逃した。 4/30t付 朝日新聞より

ということで、読みました、OUT。

 コンビニの弁当工場で夜パートで働く主婦4人。夫や子供とすれ違いになる夜のパートに出ているのは夜のパートの方が給料がいいから。夜働くから、夫や子供など 家族とすれ違い。いやむしろすれ違いになることを望んでいるのかもしれない。
この主婦4人はとりわけ親しい訳でもなく、ただパート先で一緒になっているだけ、むしろ性格の違いからお互いさげずんでいたりする。けれど、そのうちの一人が口論の末勢いあまって夫を殺してしまったことから、四人は...

 いやー、人物描写が見事ですね。鬱屈した主婦の心情描写が見事です。なもんで、登場人物が鬱屈している分、全般的に雰囲気が暗い。ただ雰囲気が暗いけど、読み込ませるような文章力があります。まあハードボイルドってこんな感じですよね。
ただねー、読み終えて、なんかいまいちすっきりしないって感じを受けました。

 ところで、冒頭にも書いたようにアメリカのミステリー賞であるエドガー賞にノミネートとのことですが、ミステリーってどういう定義(意味)なんですかね?探偵や刑事が出てきて、なんてことは言いませんが、謎解きがあるのがミステリーと思ってたけど、違うのかな?まあジャンルなんてどうでもいいと言えばいいのだけど。


cover

アウト

桐野 夏生 著
ジャンル 小説
発行 講談社
四六版 447ページ
価格 2,100円

※文庫版(上)(下)もあり

2004年05月21日

晩御飯

 今日は嫁さんが呑み会なので、大丸で升本のすみだ川を買ってきました。1,260円也
今月は浅利ごはんと茶飯のどちらか、今回は浅利ごはんを選択。お店の販売のおじさんが嬉しそうに「この浅利鍋と同じですよ」と本店(割烹)のあさり鍋の様子まで説明してくれる。最近TVでも紹介されたらしく、すみだ川目当てに来る人が多いとのこと。おいしいからね。
 家に帰ってとっておきのギネスを呑みながら、弁当をつっつきました。あーシアワセ。

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