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2006年12月10日

T.R.Y. 北京詐劇/井上 尚登

 第19回横溝正史賞正賞を受賞し、ベストセラーとなった 「T.R.Y.」 の続編です。

 様々な思惑と陰謀が渦巻く、二十世紀初頭の上海。
大きな時代のうねりの中で、再び伊沢修は中国の革命家と手を組みペテンを繰り広げます。ターゲットはなんと時の権力者、袁世凱。伊沢は袁世凱をペテンにかけて、無事、ずらかることができるのか!?

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2006年11月30日

心にナイフをしのばせて/奥野 修司

 酒鬼薔薇事件から遡ること28年前、川崎の高校で同級生による殺人事件。その凄惨さは酒鬼薔薇事件を彷彿させる、いや順序から言うとそれは逆なのでしょう。

 その殺人事件が、被害者家族にとってそれまでの幸せな生活に激変をもたらしたことは想像に難くありません。この本はそして30年あまりの月日が経った今、残された被害者家族は立ち直ることができたのか、そして事件の加害者はどうしているのかをルポルタージュしたノンフィクションです。

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2006年11月21日

ボーン・コレクター / ジェフリー ディーヴァー

 1999年に公開された映画の原作です。
 映画のキャスティングを見ると、主人公のライムにデンゼル・ワシントン、ヒロインのアメリアにアンジェリーナ・ジョリーとそうそうたる顔ぶれが並んでるんですね。そういえば劇場公開の頃に見たいなと思った記憶がありますが、もしかしたらハンニバルと勘違いしてるかもしれません。

 まあいずれにせよ、私にとっては映画の原作というより、最近読んだ「12番目のカード」の「ライム・シリーズ」の一番始めの本ということで読んでみたわけなんですけど...

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2006年11月12日

ウルトラダラー/手嶋 龍一

ご存知のように偽札、核開発、ミサイルといったあの国の様子を予言していや、これはノンフィクションだと話題になった本です。買おうかどうしようか悩んだのですが、結局図書館でリクエストして何十人待ちの順番待ちをして読みました。

結論から言うと「買わなくて良かった!」 はっきりいって駄作です。
あんまり私は批判的なことは書かないのですが、この本は例外ですね。

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2006年11月02日

ハヅキさんのこと/川上 弘美

 「短篇というには、少々短い長さの小説」とあとがきにありますが、そんな長さの話を20篇以上集めた本です。

そもそも話の長さからいって深い背景まで判らないこと、ドラマチックというより本当にありそうな、そんな情景だということもあって、まるで私小説のような感じがしてしまいます。

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2006年10月25日

鴨川ホルモー/万城目 学

  葵祭りのバイトの帰り道、上賀茂神社の片隅で京大青竜会なるサークルに誘われた主人公。

なぜ京大生なのが判ったのか?
そもそも何をするサークル? 疑問を抱きつつも、出かけたコンパで一目惚れ。
とまあ、大学生活(サークル)における青春小説です。

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2006年10月16日

12番目のカード / ジェフリー・ディーヴァー

 読んでから訳者後書きで知りましたが、この本、あの"ボーンコレクター"のシリーズだったんですね。

 映画化された"ボーンコレクター"ですが、どうも記憶が羊たちの沈黙とごっちゃになっています。見たような見てないような..
調べてみたら、映画はデンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリー主演ということなので、どうやら見ていないみたいですね。

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2006年10月05日

宝石泥棒の告白 / ビル・メイソン

 40億円の宝石!
 それだけでちょっとした驚きですが、それだけの金額の宝石を盗んだ泥棒がアメリカに実在するというのもまた驚きです。
しかも人を傷つけない、留守宅を狙う、単独行動という三原則を決めて行動しているとくれば、映画のような話じゃないですか。

その宝石泥棒(著者)の告白に基づいて、ノベライズされた本がこの本です。

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2006年09月30日

温室デイズ/瀬尾 まいこ

 昔、自分が通っていた中学も、荒れた中学と言われていました。

いわゆる20年ほど前、暴走族の最盛期の頃です。
横浜銀蠅、ナメ猫等 いわゆるツッパリがカッコイイという風潮があり、それっぽいカッコをしている生徒は沢山いましたが、本当の意味でグレた生徒はほんの一握りだったような気がします。
ガラスを割る、火災報知器を鳴らす、廊下をバイクで走るなんてコトをしていたのはその一握りの生徒達でした。

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2006年09月15日

時生/東野圭吾

 不治の病を患う息子、時生。
主人公の拓実は若い頃、自分の息子に会ったことがある。いや自分の息子に会ったからこそ、現在の彼がある。
そんな不思議な体験を綴った、いわゆるタイムスリップものです。

読了後、さすが東野圭吾だなと感じた話でした。

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