いなかというと、誰もが顔見知り。
だから選挙だって、事前のネゴがあって無投票で当選してしまうか、はたまた因縁の骨肉を争う戦いになるといったイメージがありますよね。
この話の舞台は、村長さんが市町村合併失敗の責任を取って辞任、選挙となったの戸陰村。
次の村長にと担ぎ出された担ぎ出された深沢清治。
本人もやる気になって立候補したところ、あいつは生真面目で堅物だから大変だと思った一派が対立候補を立てたから、さあ大変。
何十年ぶりの選挙戦のはじまりはじまり...
続きを読む "いなかのせんきょ / 藤谷 治" »
ジオキャッシング→宝探し→隕石、と来たら...
お次は宝石探ししかないでしょう(笑)
キラキラ輝く宝石。
宝飾品には興味なくても、やっぱり光るものには心惹かれるものがありますよね。ましてやそれが自分で掘り出せるのなら...
そういえば先日、日本でダイヤモンドが見つかったというニュースを耳にしました。まあアレは目に見えないほど小さいものでしたけど。でも...
続きを読む "「婦唱夫随」の宝探し / 辰尾 良二 ・辰尾 くみ子" »
GPSを使った宝探し、ジオキャッシングにハマっている私ですが、ジオキャッシングという遊びは探す行為を楽しむ遊びです。
なにが言いたいかというと、"宝"探しと言っても、見つかる宝はちっとも宝なんかじゃなく(もちろんいいものもありますけど)妻に言わせると、「またガラクタを拾ってきて」となるわけです。
それが隕石なんかだったりすると、たぶん文句は出ないハズ...ということでちょっと興味半分にこの本を図書館で借りてきました。きっかけはそんな軽い気持ちだったのですが、読んでみたらすっかり隕石の魅力に取り付かれてしまいました。
続きを読む "隕石コレクター / リチャード・ノートン" »
数年前に「バルトの楽園」という映画があったのはご存知ですか?
第一次世界大戦時、中国の青島で日本と戦い、捕虜になったドイツ兵と日本人の交流を描く作品で、徳島県鳴門市に実在した板東俘虜収容所が舞台のお話です。
残念ながら私はその映画はまだ観ていないのですが、実はそのような捕虜収容所は日本各地に12ヶ所あり、最大の収容所が習志野市にあった習志野俘虜収容所なんだそうです。
続きを読む "ドイツ兵士の見たニッポン / 習志野市教育委員会" »
イラン革命が起きたのは約30年前の話。その時、アメリカ大使館の占拠事件が起きたのはご存知でしょうか?
私自身、なんとなくそんな事件があったのは知っています。
しかしその事件の首謀者は学生であり1年以上も占拠、大使館員を人質にしていたとは知りませんでした
この本はその事件がどのようにして発生し、どういう経過をたどり終結したかを綴ったノンフィクションです。
続きを読む "ホメイニ師の賓客 / マーク・ボウデン" »
マット・デイモン主演でヒットした映画「ジェイソン・ボーン」シリーズでおなじみのロバート・ラドラムの小説です。
彼の死後発見されたものだそうですが、どんなのだろうと思って読み始めました。
いやー、流石ですね。ジェイソン・ボーンシリーズを読んだときにも感じましたが、テンポの良さ、ストーリーの緻密さそして主人公の当惑・疑惑といった心の移り変わり、どれをとっても天下一品です。
続きを読む "暗殺のアルゴリズム / ロバート・ラドラム" »
数ある西原さんの本の中で、なぜか毎日かあさんシリーズだけは読んだことありませんでした。なぜなんだろう?
このシリーズ第四作は、帯にあるように今年無くなった元ダンナの鴨ちゃんとの最後の日々の様子を、書き下ろしも含めて収録されているということで、いきなり4巻から買っちゃいました。
続きを読む "毎日かあさん4 出戻り編 / 西原理恵子" »
GM、ポルシェ、そしてフェラーリをデザインした日本人 Ken Okuyama こと奥山清行さんの初の著書です。
デザイナーというクリエイティブな仕事を極めた人の著書でもあり、またタイトルに惹かれて読んでみました。ただ結論から言うと、タイトルと本文の関連は全くわからず...
なんとなく、フェラーリをデザインすることも鉄瓶をデザインすることも根幹では一緒なんですよ、なんてメッセージがこめられていることのは見た瞬間わかりますが、本文中にはそういう記述はほとんど無し。かろうじて、「おわりに」の冒頭の4行にそういう記載があるだけ。
ちなみに本文中にも鉄瓶についての記載は終わりの方に1ページだけしかありません。
ただ、だからと言ってこの本が読むのに値しないかというと、まったくそんなことは無くむしろ考えさせられるところが多数ありました。タイトルにやられた、って感じですね(笑)
続きを読む "フェラーリと鉄瓶 / 奥山 清行" »