シーナさんといえば酒、そして旅行。
この本はシーナさんが、世界各地で飲んだお酒にまつわる話をまとめたエッセイ集です。
ロシアのウマションビール、ネパールの地酒ロキシー、ベトナムのコブラ酒などなど。
ふつうの人には飲める機会も無いであろうお酒の話題がいっぱいです。
続きを読む "ひとりガサゴソ飲む夜は.../椎名 誠" »
時折、世界中を騒がせる美術品の盗難。
でも、その度に疑問に思いませんか?
なぜ、そんなに簡単に盗まれるのか?
盗んでも有名すぎて売れないんじゃないの?
それとも盗品と判りつつも購入するような熱心な収集家がいるのだろうか?
そして…忘れたころにひょっこりと姿をあらわすまで、どんな捜査が行われているのだろうかと。
この本は1994年2月12日、リレハンメル・オリンピックの開会式の行われた朝に、オスロから盗まれたムンクの『叫び』の盗難事件を例に、そんな疑問に答えてくれます。
続きを読む "ムンクを追え!/エドワード・ドルニック" »
世界中でまことしやかに語られるジョークの数々。
ご多分にもれず、日本人もその対象になっています。
日本人だけでなく、アメリカ、イギリス、ドイツといったいろんな国々の国民性の違いをネタに思わず笑みがあふれるネタでいっぱいです。
例えば...
続きを読む "世界の日本人ジョーク集/早坂 隆" »
チベットと聞いて思い浮かべることはなんでしょう?
ヒマラヤの山々? ユーラシア大陸の秘境? そして転生を繰り返すとされるダライ・ラマが有名ですね。
だいぶ前になりますが、ブラッド・ピッド主演でセブン・イヤーズ・イン・チベットという映画がありました。あの映画を通してチベットという国の様子を感じとった人はかなり多いのではないでしょうか。(あの映画は史実を元にした映画ですが、奇しくもつい先日ブラット・ピッド演じたハインリッヒ・ハラーさんが亡くなりました)
続きを読む "チベットの少年/イザベル・ヒルトン" »
ごぞんじシーナさんが、海沿いの町をぷらりぷらりと回った旅のエッセイです。
「週刊現代」に連載のコーナー「海を見に行く」の単行本の5冊目ということで、それなりに人気のコーナーなんでしょうね。
続きを読む "にっぽん海風・魚旅5 南シナ海ドラゴン編/椎名誠" »
第二次大戦中、ポーランド陸軍中尉だった著者は、ポーランドを"解放"する為に攻め込んできたロシアにスパイの濡れ衣を着せられ、強制労働25年の刑を課せられるところから物語は始まります。
シベリアまでの家畜列車での移送、風雪吹き荒ぶシベリヤの雪原を鎖に繋がれながら、もうすぐ北極圏という第303収容所までの死の行進。 想像を絶する世界です。
続きを読む "脱出記/スラヴォミール・ラウィッツ" »
明治初頭に日本を訪れたイギリス婦人、イザベラ・バード。
彼女は日本の中でも”奥地”と考えられていた東北から北海道までを、しかも通訳兼ガイドの日本人の青年と二人きりで旅行したのです。
この本はそんな彼女の旅の様子を、妹へ出した手紙をもとに再構成し、出版したものです。
続きを読む "日本奥地紀行/イザベラ・バード" »