主に物価の安いアジアを旅するバックパッカー向けの情報誌、地球人
その雑誌に連載している、旅のエッセイ漫画、それがグレゴリ青山さんの"旅のグ""です。
マット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ」の原作です。
プロットこそ一緒ですが、話の筋は映画とぜんぜん違います。というより映画が原作を大胆に書き直したってところでしょうか?
主人公は傷を負い地中海を漂っていた記憶喪失の男、ボーン。
ボーンは自分の正体を知るべくチューリッヒの銀行に出かけられるが刺客に襲われる。途中、ヒロイン マリーを巻き込みながら、手がかりがありそうなパリを目指すといったストーリーはだいたい同じ。
ただマリーはカナダ人の経済学者だし、フランスの老政治家やオートクチュール店員達といった映画にはないキャラクターが多数登場します。
以下ネタバレ注意
(ひょっとしたら、映画のシリーズの3作目のストーリーに関ってくるかも)
この本はあの「ダ・ヴィンチ・コード」のラングドン教授のシリーズ第一作です。
なのですがそれ以上に、シンクロニシティという言葉を思い出してしまう程、まさに情景が浮かび上がってくるようなタイミングで読んでしまいました。
この本の設定はローマ法王が亡くなり、次期法王を選出する「コンクラーベ」という投票を行われるバチカン市国が舞台なのです。奇しくもヨハネ・パウロ2世が亡くなり、8日に葬儀が行なわれたばかり、コンクラーベも間もなく開催されるでしょう。